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HISA DENTALCLINIC
DIRECTOR’s BLOG

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上顎犬歯の出るスペースが少ない

歯科に関して

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9歳1か月の女子で、上顎の左側犬歯部歯肉が腫れているということで来院しました。
これは、腫れているのではなく、歯列に犬歯の萌出余地が少なく、厚みのある犬歯が正常な位置より外側に出てきたためです。
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咬合面の写真から上顎左側犬歯の萌出余地が2mmぐらいしかないことがわかります。
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一方、下顎は叢生のないきれいな歯並びです。
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X線写真からも上顎左側犬歯の萌出余地不足が理解できます。
そこで、受け口傾向があり、側方歯群もやや狭いことから、歯列を側方拡大するクワドヘリックス拡大装置を入れることにしました。
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クワドヘリックス拡大装置が装着された状態です。
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約4か月後、拡大が終了したので、マルチブラケット装置が歯を並べる目的で装着されました。
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マルチブラケット装置が装着された状態です。約8か月装着されました。
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マルチブラケット装置が取り除かれ、保定に入ります。
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同様に、咬合面から見た状態です。動的治療期間は1年以内で終了しました。