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HISA DENTALCLINIC
DIRECTOR’s BLOG

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歯肉のメタルタトゥー

歯科に関して

最近、歯肉のメタルタトゥーで困っているというメールによる問い合わせがいくつか寄せられたので、歯肉のメタルタトゥーついてお話しします。
歯茎の変色の原因として、メラニン色素による黒ずみのほかに、治療で使用した被せ物や歯の土台に使われている金属が溶出した場合や、治療で金属を削ったことによって、歯茎が黒ずんでしまうことがあります。
この黒ずみをメタルタトゥーと呼びます。
多くの場合、歯肉の奥深くまで金属イオンが浸透してしまっているため、これを除去するにはレーザーなどが使用されています。
メタルタトゥーを防ぐ方法 としては、なるべくカラットの高い貴金属を使うか、もしくは金属を一切用いないメタルフリーの詰め物・被せ物(セラミックス)にすることが効果的です。
また、土台もファイバーコアを使用すれば、金属を使用しないため金属の溶出による変色の心配がありません。
しかし、現在のところ、ファイバーコアを用いた小臼歯のCAD/CAM冠以外、保険治療ではできません。
すでに、歯肉のメタルタトゥーがある場合、Er:YAGレーザーやCO₂レーザーで取り除くことは可能です。
しかし、残念ながら自費治療となります。1歯あるいは2歯程度であれば、私のクリニックでも可能と思われます.。
しかし、、初診時よりは黒ずみは薄くなりますが、完全に除去できるかどうかは、黒ずみの歯肉への浸透度合いによりますので保証できません。