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HISA DENTALCLINIC
DIRECTOR’s BLOG

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妊婦さんのお腹の赤ちゃんの歯

歯科に関して

今日は赤ちゃんの歯の形成についてお話します。
妊娠7週頃には、赤ちゃんの目、耳、口などができ始め、手や足の指もでき、心臓が動いているのがわかるようになります。
妊娠8週頃から人間らしい形となり、妊娠12週頃より男の子か女の子かがわかるようになります。
妊娠17~18週頃になるとお母さんは赤ちゃんがお腹の中で動くのが感じられるようになります。
体の各部分の形が整ってくる妊娠初期、特に妊娠2ヶ月までのお腹の中の赤ちゃんは、いろいろな悪影響を受けやすく、それが原因で奇形や流産になることにもあります。
従って、ウイルス性疾患(特に風疹)や歯科治療など充分な注意が必要です。
では、赤ちゃんの歯(乳歯)や大人の歯(永久歯)はいつできるのでしょうか。
胎児期、つまりお母さんのお腹の中にいる時にすでに歯が形成されます。
すべての乳歯は胎生7~10週に歯胚(歯の芽)形成が、胎生4~6ヶ月に石灰化が始まるのです。
乳歯の歯冠が完成するのは生まれてからになりますが、お母さんから栄養をもらいながら、石灰化は進んでいきます。
そのため、歯の形成に必要な良質のタンパク質やカルシウム、リンなどの無機質、ビタミンA、Dなどが不足しないように栄養バランスを考えた食事をとるようにしましょう。
また、永久歯でも、中切歯・側切歯・犬歯・第1大臼歯の歯胚形成が、お母さんのお腹の中で始まっています。驚きですよね。