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HISA DENTALCLINIC
DIRECTOR’s BLOG

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舌がん

歯科に関して

口のなかにできるがんで最も多いのが舌がんです。95%以上が舌の側縁にできます。
初期の舌がんではアフタ性口内炎と間違えやすく、放置していると進行がんになってしまいます。
舌がんは表面に薄く広がるタイプと深部に向かって発育し腫瘤(しゅりゅう)を形成するタイプ、潰瘍(かいよう)を形成して深部に浸潤(しんじゅん)するタイプがあります。
頸部(けいぶ)リンパ節転移も多く、初回治療時にはなかったリンパ節転移が舌がんの治療後に出ることも多く、予後に影響します。
原因は口腔内の不衛生がいわれています。たばこも誘因のひとつにあげられています。
初期の症状としては口腔内の痛み、食べ物がしみるなどが大部分ですが、違和感や腫瘤、白いものがあるなどの訴えもあります。
進行してくると痛みが強くなります。また舌の動きが悪くなり、ろれつが回らない、飲み込みづらいなどの症状が現れます。
診断は触診が大切です。触診により、周囲の舌の軟らかさとがんの浸潤による硬さとの違いがはっきりします。表在性のがんの場合でも触診にまさる診断法はありません。
深部に浸潤している場合にはCTやMRIの検査を行い、がんの広がりを診断するのと同時に、頸部のリンパ節転移の有無を診断します。
治療の方法は、大きく分けて2つの治療方法があります。手術治療と放射線治療です。
I期(長径2cm未満)やII期(長径2〜4cm未満)の舌がんでは放射線治療が有効です。
外から放射線を照射する方法ではなく、組織内照射で放射線を出す針やワイヤー(線源(せんげん))を舌に刺して直接放射線を照射する方法です。
また、放射線を出してだんだんエネルギーが減衰していく金属の小粒子を埋め込む方法もあります。
これらの放射線治療は比較的浅い部分にあるがんで有効です。
一方、手術は小さいがんでも有効です。大きな進行がんでは切除手術と再建手術を同時に行います。
部分切除術以上の切除では再建手術を行います。舌の大部分を切除しても、再建手術の進歩により術後の機能は比較的良好です。
術後は積極的に舌を動かしてリハビリテーションを行う必要があります。
I期やII期のがんでも、初診時になかったリンパ節転移が治療後に現れることが約20〜30%にみられます。見つけたら早急にリンパ節の摘出術が必要です。

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