以前に、水戸の高校3年生が日立の友達が先生のところで矯正治療をしたのでお願いしたいと母親と一緒に来院しました。
本人と母親に、水戸に多くの矯正専門医があるのにわざわざ日立まで来るのですかと質問しました。
母親は息子の友達が先生のとろろでお世話になり、大変良い先生だと聞いていましたので、よろしくお願いしますということでした。
高校3年生で受験の大切な12月に矯正治療を開始しなくても、大学に入学してからでも良いのではないのですかと話しました。
息子が今月からやりたいということなのでお願いしますということでした。では、志望高はどこですかと尋ねると、恐らく東京になるということでした。
現在も7名ぐらい、転医せずに東京や横浜から通っていますが、通えますか、転医はだめですよと話しました。というのは日立と東京では矯正料金がかなり違います。
転医すると、さらに矯正料金がかかることになります。その時は、高速バスで通えますか。はい、通いますということでした。
そして、かなりひどい叢生症例だったので、上下第1小臼歯抜歯後、マルチブラケットを装着しました。
その後、受験中も毎月通院しました。
そして、3月に進学する大学が決定しました。なんと沖縄の琉球大学でした。
転医するのか、沖縄から通うのか本人と話してみると、沖縄から通うということでした。
毎月一回沖縄から通うことになりますが、文科系の大学は1年のうち半分近くは休みです。
実際は、沖縄から通ったのは1年のうち5~6回ですが経済的にも時間的にも大変なことです。
休みの間は茨城に帰ってきてアルバイトに精を出していたそうです。
この患者様が私のクリニックで一番遠くから通院した方です。
矯正治療に通うこと
歯科臨床
- 2016年5月15日