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HISA DENTALCLINIC
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味覚障害をともなう疾患

歯科に関して

味覚障害を伴う病気には次のような疾患があります。
①亜鉛欠乏症
体内に亜鉛が不足した状態です。亜鉛は人が生きていくために極めて重要な金属で、不足すると味覚や嗅覚障害をはじめ、皮膚炎、脱毛症、生殖機能の低下、食欲不振、鉄欠乏性貧血、糖代謝異常などさまざまな障害があらわれ、感染症にもかかりやすくなります。
亜鉛の摂取不足や消化器疾患による亜鉛の吸収障害、腎臓の疾患による亜鉛の排泄の増加などによって引き起こされます。
②舌炎
正常な舌の表面は、小さい突起に覆われているために、全体がザラザラしています。この表面の舌の付け根や舌の先から両側の中ほどに味を感じる細胞(味蕾)があります。
舌炎はこの味蕾のある表面が炎症によって赤くなり、食べ物によってしみたり、歯にあたって痛み、味が見分けにくくなる味覚障害を起こします。原因はいろいろで、熱い食べ物による火傷、義歯による傷、ウイルスによる感染などによるものがあります。
③口腔乾燥症(ドライマウス)
唾液の分泌が減ったり、口呼吸などで口腔粘膜の水分が失われて起こる疾患で、ドライマウスとも呼ばれています。唾液の量が減ると食べ物の味物質が溶け出しにくくなったり、舌の表面の味を感じる細胞(味蕾)が働きにくくなるために、味覚障害が起こります。
原因としては、加齢をはじめ、良く噛まないで早食いをする食生活、生活習慣病、精神的なストレス、薬の副作用などが挙げられます。
④貧血
鉄分の不足が主因で、酸素と結合して酸素を体のすみずみまで運ぶヘモグロビンが減少し、血液中の濃度が薄くなった状態です。ヘモグロビンの数値が男性は13.0g/dl以下、女性は12.0g/dl以下になると、貧血とされています。
だるさや倦怠感、めまいなどの症状があらわれる前に、舌の表面が赤くつるつるした状態になり、味覚障害が起こることが少なくありません。
⑤糖尿病
糖尿病は膵臓でつくられるインスリンの分泌や作用が低下し、血糖値が慢性的に高い状態になる生活習慣病です。初期には自覚症状があらわれませんが、放置すると重い合併症を引き起こすことがあります。
その一つが神経障害で、味覚を伝達する神経が侵されると味覚障害が生じます。また、糖尿病性腎症により腎臓の機能が低下すると、尿への亜鉛の排泄量が増えるため、味覚障害が起こります。
⑥顔面神経麻痺
顔の筋肉を支配している顔面神経がおかされることによって、顔の片側に突然麻痺が起こり、まぶたが完全に閉じなくなったり、頬や口角がたれ下がってよだれが垂れるなどの状態になります。また、まれに味覚障害が起こることもあります。
脳出血などによる半身麻痺、帯状疱疹による神経の障害、極端に顔の片側だけを長時間冷やすことも顔面神経麻痺を起こす原因になります。
⑦聴神経腫瘍
脳から耳に出ている聴神経に発生する良性の腫瘍で、脳腫瘍の約10%をしめます。はじめは軽い耳鳴りが次第に強くなる場合は、聴神経腫瘍の可能性があります。
腫瘍が大きくなると、腫瘍を切除しても聴力がおとろえたり、顔面神経に障害をきたし、麻痺が起こると味覚障害が生じることがあります。
⑧脳梗塞、脳出血、頭部外傷
脳梗塞は脳の血管に血液の塊(血栓)が詰まることによって、脳の組織が破壊される疾患です。脳出血は脳内の血管が破れて出血する疾患で、脳の中にできた血液の塊が周囲の組織を圧迫すると脳の障害が進みます。
大脳、小脳や脳幹部にこれらの障害が起きると、激しいめまいや頭痛、吐き気、嘔吐などの症状とともに、味覚障害が起こることがあります。また、頭部外傷によって味覚に関与する中枢神経が障害されると味覚障害を起こします。

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