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ガマ腫

歯科臨床
ガマ腫 ガマ腫は、その本態は舌下腺由来の粘液貯留嚢胞で、典型的なものは口腔底に唾液のたまった袋(嚢胞)ができ、はれる病気です。 時には唾液のたまりが口腔底ではなく顎下部に生じ、下顎の下外側の皮膚側がはれることもあります。 成因として、①破れた導管からの漏出 ②導管の部分的貯留、③導管周囲の炎症、④導管の閉塞、⑤導管の部分的閉塞後の脈瘤形成などが報告されています。 舌下腺の唾液は粘性が高くトロトロとしていて、漏れ出た唾液は組織のなかで嚢胞をつくり、嚢胞はだんだん大きくなっていきます。 症状は通常、左右どちらかの口腔底の粘膜が水を入れた風船のようにはれてきます。はれがひどくなると、舌が押し上げられたようになることがあります。 噛んで一部が破れると、なかから粘性の高い液が出て、はれはなくなってしまいます。しかし、しばらくするとまた同じようにはれてきます。 下顎の外側がはれてくる場合は、痛みもなく何となく軟らかくはれてくるため、唾液のたまりがかなり多くなるまでわからないことがあります。 症状と所見で診断のつくことがほとんどですが、下顎の外側がはれるタイプのものでは、リンパ管腫というリンパ液のたまる病気などとの見分けが必要になります。 検査では、嚢胞と舌下腺との関係を明らかにするためにMRIが有用です。 治療は、最も確実な治療方法は原因となっている舌下腺を摘出する手術です。舌下腺を完全に摘出すれば再発はありません。 また片側の舌下腺を摘出しても口が渇くという問題は生じません。ほかに嚢胞壁の一部を切り取る方法もありますが、再発することが少なくありません。
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