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HISA DENTALCLINIC
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噛む健康

その他

サッカー選手が試合中にガムを噛む理由は、次の5つの理由があると言われています。
①継続した咀嚼運動によって、唾液が出ると、脳への血流がよくなるので、試合の緊張感を抑えて集中力がアップすると言われています。
②試合中はテンションがあがったり緊張したりで、心拍数が上がって興奮状態になると言われています。その興奮状態の中で集中して、冷静に取り組むために、ガムを噛むことでそちらに意識が移り心拍数が上がらず平常心を保てると言われています。
③スポーツでは力が入るときに、どうしても歯を食いしばってしまうので、その影響で歯が壊れやすい。そこで、ガムを噛むことで噛む衝撃を和らげることができると言われています。
④試合中にのどや口が渇くことがあり、ガムを噛み続けることで常に唾液をだし、口の脱水症状を防ぐことができます。
⑤噛んだ時に出る唾液は消化を助ける働きがあり、吐き気を防ぐ効果があります。
つまり、噛む効果とは、よく噛んで食物をすりつぶすと、消化がよくなります。その時、出る唾液は、でんぷんを分解します。また、美容と老化防止の特効薬でもあるのです。
また、よく噛むことで顎の骨や筋肉の発育に影響を及ぼし、歯並びが綺麗になります。
さらに、よく噛むことで、脳の血液が増え、脳細胞の発達に良い影響を与えます。脳を活性させ、痴ほうを抑える効果があると考えられています。
それでは、食事では、どのくらい噛めばよいのでようか。それは、食材により、噛む回数(咀嚼回数)が異なります。
下の図は日本チューイングム協会から引用させていただきました。それによると、少ないもので、そばは15回、クリームバン36回、100以上咀嚼が必要なのはフランスパン108回、ガムは1枚食べると、味がなくなって捨てるまで550回噛むそうです。
このように、噛むことは重要な役割を担っています。キシリトールガム、リカルデントガムなどはむし歯予防、歯質強化だけでなく、このような効果があることを理解し、召し上がってください。
咀嚼回数