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HISA DENTALCLINIC
DIRECTOR’s BLOG

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ネオスインプラントのデジタルソリューション

歯科臨床
先月、ネオスインプラントの上部構造をデンツプライシロナのセレックで製作する研修会が白水貿易研修会場で開かれました。 私自身、過去にチタンベースキットをアメリカの歯科材料販売の歯科モールドットコムから輸入して、ブローネマルクインプラントの上部構造を製作していました。 今回、ネオスインプラントのチタンベースの厚労省の認可が下り、その研修会がセレックの第一人者である草間先生により行われました。 現在、チタンベースの厚労省の認可が下りているのは、ネオスインプラントとカムログインプラントだけで、他のメーカーはまだアメリカなどからチタンベースを取り寄せなければなりません。 私がチタンベースを使用し、上部構造を製作していたのは一度石膏模型を製作してからの光学印象からでした。 今回は、スキャンポストとスキャンボディーやチタンベースとスキャボディーの組み合わせで、口腔内のインプラントにセットします。 次に、その光学印象を採ることで上部構造を製作する方法でした。 一般的に前歯部は、高さの確保できるスキャンポストとスキャンボディーの組み合わせの方がよいということでした。 このようにすることで、石膏模型の膨張などの誤差を少なく、上部構造を製作できるわけです。 製作できる上部構造は単独歯のスクリューリテインと、スクリューリテインのアバットメントを製作し、さらにセメント合着の上部構造を製作する方法があります(3歯まで)。 また、各種穴あきブロックの種類により、チタンベースへの接着方法が微妙に違うことや接着のコツを伝授してくださいました。 最後に、ネオジェンメンブレンの厚労省の認可は現在まだ下りていません。 私はネオジェンを個人輸入して使用してみました。 まだ、結果は出ていませんが同じe-PTFEのゴアテックス社のTRメンブレンは上面にチタンフレームが露出しており、その角の扱いが難しかった印象があります。 一方、ネオジェンは、チタンフレームが上下のメンブレンでサンドイッチされており、湾曲の付与が自由にでき、扱いやすさを感じました。 つまり、このチタン強化型e-PTFE非吸収性メンブレンは、現在ゴアテックスがメンブレンの販売をしてないことや吸収性メンブレンでは賦形が出来ず、ペチャーとなってしまうことから、大変有望なメンブレンだと考えられました。