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HISA DENTALCLINIC
DIRECTOR’s BLOG

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歯髄細胞バンク

歯科に関して

第77回日本矯正歯科学会学術大会が横浜で開催されました。
10月31日の教育講演は、日本歯科大学の中原貴先生より歯髄細胞バンクに関するお話がありました。
歯髄とは歯の中にある柔らかい組織です。
歯に栄養を与える血管や神経が入っています。
また、組織を作るもとになる幹細胞含まれています。
その歯髄幹細胞は骨髄細胞に比較して、分裂能力が高く、短期間でたくさん増やすことができるそうです。
その歯髄の幹細胞が歯槽骨、神経、筋肉などに変身することがすでにわかっています。
そのため、研究が進めば、虫歯や歯周病の治療だけではなく、身体の様々な病気に使える可能性があるのです。
そこで、その歯髄細胞を凍結保存しておき、将来病気になったときに再生医療として利用しようという試みです。
すでに、歯髄細胞バンクが存在し、歯の細胞バンク認定医が患者様から親知らずや矯正治療時の抜去歯などを、歯髄細胞バンクに送り、半永久的に液体窒素で保管するということです。
そして、病気になったときに再生医療で利用するということです。
歯髄細胞バンクの初年度の費用が5万円で、年間2万円の保管費用がかかるそうです。
私も歯の細胞バンクの認定医講習会を一日受講すれば認定医になれるということです。
皆さまはどう考えますか?