ネオスインプラントの講演会に出席してきました。
ネオスインプラントはMedtronic という医療機器メイカーがバックになり、2000年に、ニール・メレディス教授とフレデリック・エングマンにより設立されました。
本社はイギリスにあるそうですが、ネロスの研究者グループはブローネマルク教授の研究グループに所属していた者が多く、製造開発はイエテボリの障害者センターの横にあルビルで行っているということでした。
また、そのビルにはイエテボリ大学の講座も入っているということでした。
ラース・セネビー教授の講演を聞いて、私はこのインプラントに魅了されました。
一つ目は、インプラントの表面が超親水性で、動画でインプラントの形成窩にインプラントを入れると、インプラントヘッドまで血液が吸い上げられたことです。
過去に使用しているインプラントでこのようなことは経験していませんでした。
二つ目は、インプラントとアバットメントがNeolocコネクションという結合様式で、300Ncmの負荷をかけても壊れないことです。
非常に強いインプラント体だと感じました。
三つ目は直径3.25㎜のインプラントを除いたすべてのインプラントはplatform switchingになっており、補綴が共通している点です。
今まではNP、RP、WPのように幾種類ものアバットメントを準備しなければなりませんでした。
四つ目はインプラントが昔のブローネマルクインプラントのようにガラスアンプルに入っていて滅菌が完璧になされ、さらにカバースクリューや2種類のヒーリングアバットメントが一緒に入っている点でした。
現在、カバースクリューが別売りのメーカーもあり大変お得感がありました。
ノーベルバイオケアがブローネマルク教授の考え方から離れていく一方で、ネオスインプラントはイエテボリの匂いを感じました。
今後導入を視野に入れて検討したいと考えています。
ネオスインプラント
その他
- 2017年11月13日