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HISA DENTALCLINIC
DIRECTOR’s BLOG

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歯のない人の認知症予防

歯科に関して

歯が無くなった時の選択として、入れ歯とインプラントがあります。
入れ歯は人工的に作った歯や歯茎部分を実際の歯茎の上に載せた人工物です。
一方、インプラントは、顎の骨に穴を開け、フィックスチャーというチタン製の歯根部分を骨の中に埋め込み、その上に人工の歯を作るものです。
入れ歯は保険が利用できるので、総入れ歯でも1万円程度で出来ます。しかし、フィット感があり、あげの部分が金属でできたものは高額になります。
一方、インプラントは埋入する本数や、上部構造という人工の歯の材質などで費用が異なりますが、入れ歯に比べてかなり高額となります。
また、認知症になってしまった場合のメンテナンスを考えると、確かにインプランチは咀嚼の刺激を脳に伝達するには優れていますが、あまり望ましくないかもしれません。
そこで、それぞれのメリット・デメリットを考えてみます。
入れ歯のメリットは、保険が利用できるので比較的安く出来ます。顎の骨の状態などに左右されず作る事が出来、外せるのでメンテナンスが楽です。
一方、デメリットは慣れるまで、口の中に異物感が大きく、インプラントに比べると咀嚼力に欠ける点です。
インプラントのメリットは、ほとんど自分の歯と同じ程度の力で噛む事が出来、見た目もきれいです。また、口の中に異物感がほとんどありません。
一方、デメリットは顎の骨の状態、また持病によっては、作れない場合があります。保険適用外で、全額自己負担になるため金銭面での負担が大きくなります。
また、定期的なメンテナンスが必要となります。
私自身、基本は入れ歯でよいと思います。ただし、入れ歯の違和感が強く入れていられない場合にインプラントという選択肢を考えてください。