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HISA DENTALCLINIC
DIRECTOR’s BLOG

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むし歯の予防と再石灰化

その他

キシリトールは、オーラルケア(株)の大竹喜一氏がわが国に紹介してから、すでにポピュラーなむし歯予防甘味料です。
天然に存在する甘味料のひとつで糖アルコールに属し、ガム、グミやチョコレートに使用されています。
キシリトールはトウモロコシのひげやシラカバなどからつくられます。
キシリトールを摂取しても、むし歯菌のエサにはならず、口の中のpHは5.5以下になりません。したがって、酸の発生が抑えられ、むし歯自体が少なくなります。
また、キシリトールは、歯の石灰化を促進し、歯を丈夫にします。
むし歯予防で使用するキシリトールはガムの形をとっているものが多いのですが、2歳以下のお子様では呑み込んでしまう可能性があるため、タブレットやグミをお勧めします。タブレットは噛まずに舐めるようにしてください。
これらの使用は一日3回で、歯磨き前、歯磨き後でも問題ありません。毎日続けると効果が大きくなります。
キシリトールと同様に、むし歯になりにくいという理由で、リカルデントガムも歯の脱灰抑制・再石灰化促進により歯を丈夫にします。
その成分は、牛乳から抽出したCPP-ACP(カゼインリン酸ペプチド-晶質リン酸カルシュウム)で、CPP-ACPが歯垢にくっつくと、歯の再石灰化に必要なカルシュウムとリン酸が放出されます。
また、口の中の酸性が強すぎる場合、CAP-ACPはそれを修正する能力を持っています。CPP-ACPは歯の再石灰化に必要なカルシュウムとリン酸が放出されるだけでなく、これらの成分をたっぷり含む唾液の分泌も促進します。
むし歯予防や歯の石灰化を期待して 、キシリトールやCPP-ACPの入った製品をお勧めします。
下の写真は私のクリニックで販売している製品です。
キシリトール