Club 22のH先生の依頼で、2次手術および上部構造の製作をした32歳の女性です。
彼女は大学生時代に、11の欠損部のインプラント治療を受けたそうです。
しかし、成人を過ぎていても、上顎骨の成長が残っていたらしく、11のインプラントが他の歯から取り残されたそうです。
上部構造を新しく作り直すだけでは対応ができなかったようで、一度インプラントを撤去、再度インプラントを埋入したそうです。
最初の手術および上部構造の製作はは仙台で、2回目の一次手術(インプラント埋入)は沖縄で、そして今回2次手術および上部構造の製作を私のクリニックで行いました。
H先生のインプラントの埋入位置は素晴らしかったのですが、前歯部に叢生があり、かつ歯冠近遠心幅径が狭いため上部構造の印象採得は大変苦労しました。
印象用コーピングが左右隣在歯にぶつかり、コーピングの金属を削ってようやくインプラントに、ねじ止めできるようにしてから印象採得を行いました。
結論から言いますと、カスタムメイドのアバットメントおよび上部構造というように2重の構造にするには、スペースが不足し、直接インプラントに上部構造をねじ止めするゴールドアダプト インゲージメントを使用し上部構造を製作しました。
上部構造はH先生の弟さんにお願いしました。
そして、本日、無事に上部構造が装着され、彼女は無事に現在住んでおられる千葉県成田市に帰られました。
インプラント再埋入、再製作
歯科臨床
- 2017年2月2日