22歳の女性で、35番が先天欠如でその補綴のため来院しました。
すでに、第2乳臼歯が脱落しており、35番の空隙もかなり減少していました。
矯正治療やインプラントなどの処置は考えておらず、初めからブリッジ希望で来院しました。
34番の遠心傾斜が大きく、36番との平行性をとるために、麻酔抜髄し、根充後ファイバーポストを装着しました。
36番は生PZを行いました。1週間後、問題ないことから印象および咬合採得を行いました。
今回使用したブロックはIvoclarr IPS e.max CAD LH A2です。このブロックは紫色をしています。
セレックに取り込み、ブリッジの製作を行います。
咬合面観です。
対合関係も確認します。
さらに、製作するブリッジがブロックに入ることを確認します。
ブロックをミリングマシーンに装着した状態です。ミリングは23分10秒かかりました。
この紫色のブロックをセレックスピードファイヤーでクリスタライズさせます。
そうすると、紫色から歯冠色に変化します。
さらに、グレーズ、ステインを行い、完成となります。
セレックによるブリッジ製作
歯科臨床
- 2017年1月17日