前回からのドゥカーレ宮殿の続きです。
羅針盤の間は、司法行政専用のフロアの最初の部屋で、部屋の名前は、部屋の角に置かれている公正の像の載った大きな木製の羅針盤に由来します。パオロ・ヴェロネーゼ作の絵画です。
ヴェネツィア共和国は、1104年に、軍直属の軍需工場が創られ、軍船の修理を始めたそうです。そして、1320年には軍船や大型商船の造船所となり、最大16,000人が従事し、船のロープ・帆桁などを個別に生産し、一貫作業で1日1隻の造船能力があったといわれいます。その当時の武器です。
剣や鎧、拳銃と鉄砲、馬用の鎧など、ヴェネツィア共和国の軍事力を彷彿とさせる武器類がずらっと展示してあります。、
面白い窓ガラスがありました。
2階の大運河に面した大評議会の間です。高さ53メートル、幅25メートルの驚くほど大きな部屋です。ヨーロッパで一番広い部屋とも称されています。
大評議会の間の正面の壁一面に描かれている天国です。ヴェネツィア派の画家ティントレットの作品です。世界一大きなキャンバス画と言われています。
鉛の監獄と呼ばれていたこのドゥカーレ宮殿の牢獄です。
ため息橋からパリァ橋を見ることができました。囚人はこのような映像を見たのですね。
旅情報 No.188.ベネチア 7.ドゥカーレ宮殿(2)
趣味(旅とゴルフ)
- 2018年9月20日