最後の晩餐はレオナルド・ダ・ヴィンチが、1495年から4年の歳月をかけて完成させた作品です。
彼のパトロンであったルドヴィーコ・スフォルツァ公の要望で描いた絵画です。
この最後の晩餐があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院は世界遺産として登録されています。
この最後の晩餐を見るために、2カ月前に予約しました。
サンタマリアデッレグラツィエ教会の中にあの最後の晩餐があります。写真中央が入り口です。
見学はグループごとになっており、1グループ30人ほどが15分交代で見学するしくみになっていました。入口から食堂までは4,5枚のガラス戸で仕切られていて2,3分おきに新しいドアが開き、徐々に最後の晩餐へと向かってゆくことになります。
ついに最後の一枚のガラス戸の前に来た時にはグループ全体の中に、まるでプレゼントの箱を開けるときのようなワクワクした表情がうかがえました。
最初にキリストの磔刑のフレスコ画をみて、次に最後の晩餐を見るようにというガイドの指示でした。
最後の晩餐に描かれているのは、聖書におけるイエス・キリストの最後の日の最後の晩餐の様子。ヨハネ福音書13章21節より、12弟子の中の一人が私を裏切る、とキリストが予言した時のシーンです。中央に描かれたキリストの両脇に描かれた弟子たちの、動揺する表情。驚き、疑惑など、さまざまな感情を見ることができます。
あっという間の時間でした。
旅情報 No.171.最後の晩餐
趣味(旅とゴルフ)
- 2018年7月14日