11月13日日曜日に東京シロナで、中村昇司先生によるユーザーミーティングが開催されました。その内容を整理ました。
午前中はセレックの臼歯部のコツについて話されました。
まず、接着不良と咬合が破折の大きな原因になることを話されました。
そのため、マージンを咬頭頂や咬合の接触点には設定してはいけないといことでした。
辺縁隆線は1mm離して設定し、丸めることで破折が低下するということでした。
ビタブロックのMkⅡは歯と同じに咬耗すること、ただし減ったブロックはざらざらするので、長期的な咬合調整、研磨が必要であるということでした。
ただ、中には歯と同じに咬耗しないものもあるということでした。
臼歯のグレーズ、ステインは剥がれやすいので、前歯部と比較して審美的欲求の低い臼歯部では、中村先生は行っていないということでした。
アンレーなどの窩洞形成は、歯頚部まで形成するとセットしてから知覚過敏になりやすいので、マージンはかなり上方に設定しているということでした。
また、ゾウゲ質は透明層を残し、フロアブルレジンでシーリングしてゾウゲ質の接着が低下しないようにしているということでした。
さらに、接着力をあげるために、エナメル質のパーシャルエッチングをしているということでした。
先生の窩洞形成は、う蝕のところを取り除き、そこをブロックで被覆、接着するという考え方で、そのアンレーの窩洞形成に驚かせられました。
また、う蝕のところを取り除き、露髄したら、直接覆髄の成功率が70パーセントなので、一週間様子を見てから窩洞形成を行うということでした。
さらに、MarkⅡ、エンプレスCAD、Vita Enamic、Vita supurinity、e-maxなどのプロックの特徴について解説されました。
さらに、Lava Ultimate、GCセラスマートなどのレジン系は熱膨張係数が大きいので、外れやすいということでした。
Cerec user meeting(1)
その他
- 2016年11月14日