オークランドの北90分ワイポウアの玄関口である、マタコヘの町にあるカウリ博物館は、かつてニュージーランド北部を覆っていたカウリの木にまつわる産業や文化を詳しく紹介、展示している博物館です。
政府の運営ではありませんが地元コミュニティが所有する、観光賞の受賞歴もある見どころ満載のアトラクションです。
カウリは、その巨大なサイズで有名です。その他、有用な木材として、さらに美しいカウリガム(樹脂)がとれることでも知られています。
カウリは世界でも樹齢の長い古木でかつ最も大きな巨木のひとつであり、サイズでは米国のセコイア杉に次ぐ大きさを誇ります。
先住民マオリの伝説にも登場し、マオリとカウリの間には強い精神的なつながりがあります。
すべてカウリ材で作られた美術工芸品や植民地時代の豪華な家具類も展示されています。
当時、カウリの伐採やカウリガムの採掘に携わった開拓民の作業場面を人形によって再現したコーナーもあります。
見どころのひとつは、化石化した虫や植物が含まれた琥珀のようなカウリガムのコレクションです。
1900年前後の邸宅や日々の生活の様子を再現したコーナーがあり、当時をうかがい知ることができます。
いくつものカウリ材の家具が置かれ、館内には巨大なカウリでできた実物大の建物まであります。
旅情報 その67. カウリ博物館
趣味(旅とゴルフ)
- 2016年10月12日