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旅情報 その61. パンテオン (ローマ)

趣味(旅とゴルフ)

最初のパンテオンは紀元前25年、初代ローマ皇帝アウグストゥスの側近マルクス・ウィプサニウス・アグリッパによって建造されそうです。
ローマ市内の建築物についてアウグストゥスとアグリッパは明確な役割分担を持っており、アグリッパが建造した神殿はこのパンテオンのみです。
このため、パンテオンは元々アウグストゥスを奉ることを予定していましたが、市民の反発を避けるため、万神殿に変更されたとの説もあります。
このパンテオンは、後に火事で焼失しています。
2代目のパンテオンは118年から128年に掛けて、ローマ皇帝ハドリアヌスによって再建されました。
現在、ローマで見ることが出来るのはこの再建されたパンテオンですが、正面にはアグリッパに敬意を表し M. AGRIPPA L. F. COS TERTIUM FECIT(ルキウスの息子マルクス・アグリッパが、3度目のコンスルの際に建造)と記されています。
建物は、深さ4.5mのローマン・コンクリート基礎の上部に直径43.2m の円堂と半球形のドームが載った構造で、壁面の厚さは6mに達しますが、高さによって材質を使い分けており、ドーム上部は凝灰岩と軽石を素材として用い、その厚さは1.5mに減じているそうです。
床からドーム頂部までの高さは直径と同じ43.2mで、頂上部分にはオクルスと呼ばれる採光のための開口部 があり、ドームの質量を感じさせません。
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