マイセンは、ドイツのマイセン地方で生産される磁器の呼称です。
名実ともに西洋白磁の頂点に君臨する名窯です。
東洋からもたらされた白磁は、17世紀ごろの西洋社会では憧れの芸術品でした。
各国が競ってその製造開発に乗り出し、ザクセン選帝侯兼ポーランド王のアウグスト2世も錬金術師ヨハン フリードリッヒ ベトガーを幽閉し、白磁を作るように命じたのです。
ベトガーは物理学者・数学者・哲学者エーレンフリート・ヴァルター フォン チルンハウスらの協力を得て、1709年にザクセン フォークラント地方のアウエ鉱山のカオリンを原料とした白磁の製造に成功したそうです。
アウグスト2世はこれに大満足し、西洋磁器の歴史の幕が開きました。
旅情報 その312.マイセン磁器(1)
趣味(旅とゴルフ)
- 2019年11月24日