今回はセレックのプレミアムソフトによる44の単独歯の上部構造の製作についてお話しします。
頬舌的な骨の幅径がなく、ブローネマルクMkⅢナロープラットホーム(NP)の13mmが埋入されています。
インプラントレベルの印象は全顎ではなく、インプラント前後の歯が5歯ぐらい入るオープントレイを製作しました。これにより印象材はかなり節減できます。
インプラントコネクションタイプはTibase、メーカーはDentsply Sirona othersを選択します。
さらに、TbaseNB B 3.4を選択します。これらがアメリカから輸入したものです。
今回2ピースで製作を考えていたので、上部構造はDENTSPLY CELTRA DU(e-max) 、アバットメントは強度を考慮してジルコニアの SIRONA inCoris ZI mesoを選択しました。
しかし、補綴物の近遠心径があまりに小さかったために、アバットメントの厚みを確保すると、上部構造の厚みが足りず、2ピースで製作することは出来ませんでした。
仕方なく、SIRONA inCoris ZI mesoの1ピースのスクリューリテインの形となりました。
上部構造は骨の頬舌径がなかったため、アクセスホールが少し頬側にあります。
11月の時点で、穴あきブロックはSIRONA inCoris ZI mesoしか使用できず、A2のシェードに近いブロックをステインでA3に仕上げました。
私自身、解らない時はシロナの春山さんに電話して、懇切丁寧に教えていただきました。
チタンベースを用いたインプラントアバットメントおよび上部構造の製作(2)
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- 2016年12月4日