トラバントは、東ドイツのVEBザクセンリンク社が生産していた小型乗用車です。
トラビの愛称で親しまれたそうです。
1990年のベルリンの壁崩壊の直後からは、最新式のフォルクスワーゲン ゴルフやオペル アストラなどの西ドイツ製の車と、古色蒼然としたトラバントが、同じ通りで肩を並べて走るようになり、双方のドライバーとそれらを見比べた者に強烈なカルチャーショックを与えたそうです。
それまで移動の自由を束縛されていた東側諸国の人々が、トラバントに乗って国境検問所を続々と越える光景は、東欧における共産主義体制終焉の一つの象徴的シーンともなったそうです。
現在は廃棄ガスをたくさん出すということで生産されていませんが、チェックポイントチャーリ近くの壁の道で、一日何回か観光用のパレードを行っていました。
また、その隣で高さ150mのところからベルリンの街並みを楽しめるという、遊覧気球が行われていました。
旅情報 その283.トラバントと遊覧気球
趣味(旅とゴルフ)
- 2019年8月29日