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HISA DENTALCLINIC
DIRECTOR’s BLOG

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睡眠歯科医学会大会 基礎講座に参加して 1.臨床睡眠検査

歯科臨床
現在、睡眠時無呼吸症候群の患者様のOA(口腔内治療装置)が保険で算定できるようになり、またOAを製作できる歯科医師の登録医や協力医などが歯科医師会を中心に出来つつあります。 私自身、県歯科医師会や日立歯科医師会のOA製作登録医をしています。 しかしながら、過去にOAを医師からの紹介状を持参してOAを作成した患者様は過去に2名しかしません。 また、自費でOAを製作した患者様も2名でした。 過去はすべてOAの印象をとり、ジョージゲージでバイトをとり、アソーインタナショナルでOA製作を依頼していただきました。 しかし、そのように製作したOAは保険では赤字になってしまう値段でした。 そのこともあり、OA製作に消極的であったのも事実です。 今回、筑波で開催された第17回睡眠歯科学会大会に参加し、OAの製作、調整の仕方も理解できたので報告します。 今回は有料基礎講座の講演を拝聴しました。 最初は臨床睡眠検査の講義でした。演者は私の母校の睡眠歯科センターの後輩でした。 通常、睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合に、終夜睡眠ポリグラフ(PSG)が行われるということでした。 PSGは脳波などを記録し、睡眠、呼吸、循環を相互的に評価する検査だそうです。 また、PSGに類似するが脳波を記録しないで、呼吸のみで評価する簡易検査があるそうで、睡眠呼吸障害の重症度を過小評価し、治療効果を過大評価するきらいがあるそうです。 そして、PSG解析は脳波、眼球運動、筋電図の評価だそうです。 睡眠時呼吸障害の三診断とは病態診断、病院診断、適応診断を行うそうです。 次回は口腔内装置治療について、お話しいたします。