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HISA DENTALCLINIC
DIRECTOR’s BLOG

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認知症と歯科 その1.患者様の予約

歯科に関して

先日のテレビニュースで、認知症予備軍も含めると、老人の4人に1人が認知症で、大きな社会問題になってきていると報道されていました。
今回、歯科と関係のある実例から認知症を考えてみます。なお、資料は枝広あや子先生および平野浩彦先生の論文を参考にさせていただきました。
認知症に限らず、予約の日時を間違えて来院する人は時々みられます。しかし、馴染みの患者様が、認知症の初期段階と疑われるケースは、元々きちんと予約を守る人が、急に予約の間違えが増えた時、注意が必要です。
特に、アルツハイマー型認知症の初期段階に多くみられるのが健忘症状です。この健忘症状は記憶障害と呼ばれ、エピソード記憶の障害に始まり、作動記憶の障害、近時記憶から遠隔記憶に障害が進み、さらに意味記憶、手続記憶に障害が進行するといわれています。
間違って来院された場合、前回の終了時に予約を誤って覚えた、歯科医院は水曜日に行く習慣になっているという認識、今日の日時の認識、つまりカレンダーを見誤って生活していた、などが考えられます。
問題は、予約日時の間違いが発覚した時の医院側の対応が重要になります。間違いを指摘したり、とがめるような言い方をしてしまうと、多少の記憶の不都合を感じながらなんとか生活している患者様にとっては、取り繕い反応が出てしまうことも少なくありません。
認知症の症状の一つに感情障害もありますが、多少の不都合の自覚があるからこそ、指摘されると認めたくない心理に陥り、感情的になってしまうケースもあります。
こういった場合、いったん患者様の感情を受け止め、患者様の言い分をよく聞き、自分の言い分を認めてもらったと思わせるような振る舞いをしましょう。
けして子ども扱いをしてはいけません。そして、こちらのシステムなどの問題にして、こちらに責任があったようにして、穏便にその場を収めることが必要と思われます。
また、予約の数時間前に○○さん、今日は予約の日ですなどと、と電話するくらいの対応をしても良いのかもしれません。

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