国会議事堂は、10世紀サクソン人のエドワード懺悔王によって、テムズ川を利用した物流に便利なこの場所にウェストミンスター寺院とともに建設されました。
ウェストミンスター宮殿として建てられ、1512年の大火によって、ヘンリー8世がホワイトホール宮殿へ移り住むまで、多くの国王達がここを居城としていました。
13世紀半ばになると各州から騎士が集り、14世紀に入ると彼らは地方の州を代表する州騎士や都市を代表する市民グループと呼ばれ、貴族院に対して庶民院の議員となり、ここに二院制議会が始まりました。
その後、国会議事堂は、議会としてだけでなく、法廷としても利用されるようになったのです。
南に聳え立つヴィクトリア・タワーに対し、人気があるのは大きな時計が目印で、高さ96.3mのクロック・タワーのビッグ・ベンの愛称で親しまれるこの時計台は、建設責任者であったベンジャミン・ホール卿の名前から呼ばれるようになったという説がありますが、本当のところは謎です。
現在、修復中でビッグ・ベンを眺められるのは、ウェストミンスター寺院の方からのみでした。
ヴィクトリア・タワーの方からみた国会議事堂
現在修復中のビッグ・ベン。その他は公開していませんでした。
テムズ川の方向からはビッグ・ベンは修復中で公開されていません。
テムズ川の方向からみた国会議事堂です。
旅情報 その142. 国会議事堂(ビッグ・ベン)
趣味(旅とゴルフ)
- 2018年1月17日