イタリアの世界遺産「フィレンツェ歴史地区」に含まれるヴェッキオ宮殿は、シニョーリア広場に面し、ウフィツィ美術館に隣接しています。
1299年から1314年にかけてアルノルフォ・ディ・カンビオによって建設されたゴシック様式の建物で、高さ94mの鐘楼「アルノルフォの塔」がシンボルになっています。
ヴェッキオ宮殿は、初めはフィレンツェ共和国(トスカーナ公国)の政庁舎として使われ、一時、メディチ家もピッティ宮殿に移るまでここを住居としていました。
1550年から1565年にかけて、メディチ家のコジモ1世の命により、ジョルジョ・ヴァザーリが一部をルネサンス様式に改装。内部にはヴェロッキオやミケランジェロの彫刻、ヴァザーリの壁画などがあります。
ヴェッキオ宮殿は現在でもフィレンツェ市庁舎として使われ、「フランチェスコ1世の仕事部屋」「500人大広間」「レオ1世の間」「ゆりの間」などの部屋に分かれています。
2007年に、「500人大広間」の壁画の裏側に、レオナルド・ダ・ヴィンチの幻の壁画があるとの調査結果が発表され、さらに注目が高まっています。
シニョーリア広場からみたヴェッキオ宮殿
共和国フィレンツェのシンボルミケランジェロのダビデ像
ヴェッキオ宮殿とウフィツィ美術館の通路
500人大広間の壁画
500人大広間の天井画
ひねりの加えられた彫刻
500人大広間
民族衣装を着たガイドを発見
デスマスク
旅情報 その105. ヴェッキォ宮殿
趣味(旅とゴルフ)
- 2017年6月6日