AEDとはAutomated External Defibrillatorの略で、日本語では自動体外式除細動器ということになります。
AEDは、心臓がけいれんし血液を流すポンプ機能を失った状態(心室細動)になった心臓に対して、電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器です。
2004年7月より医療従事者ではない一般市民でも使用できるようになり、病院や診療所、救急車はもちろんのこと、空港、駅、スポーツクラブ、学校、公共施設、企業等人が多く集まるところを中心に設置されています。
歯科においては、今年4月からの診療報酬改定で歯科診療環境体制加算を算定していない場合は、初診料や再診料が下がってしまうことになりそうです。
そして、この診療体制加算を算定するためにはいくつかの診療機器やAEDが必要になります。
申請のためのほとんどの医療機器はすでにありましたが、歯科用吸引装置(診療室用の口腔外バキューム)とAEDがありませんでした。
そのため、これらを購入し、2月初旬にその申請の書類を出す予定です。
AEDが話題になったころの価格は100万円程したと思われます。
現在では、平均20~30万円で安いものですと20万円を切るものまであるようです。
さらに、AEDのレンタルまであり、ランニングコストも含めてどちらが得か考える時代のようです。
しかしながら、私たちはレンタルでは認められず、購入しなければなりません。
さらには、設置場所の申請も自身で行えるようになったということです。
日本全国AEDマップを確認しましたが、日立南部、大みか地区の歯科は2軒のみの設置でした。
たとえAEDを設置しても、自分のクリニックで使用する緊急事態がないことを願っています。
AEDの設置
その他
- 2018年2月5日