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診療案内

インプラント

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インプラントとは

インプラント治療とは、チタン製の人工歯根を、失った天然歯に置き換えることで、咀嚼を機能回復させる治療のことです。

咀嚼機能、および審美性が向上し、再び食事を楽しむことができるようになります。これまで噛めなかった物も、まるで自分の歯のように嚙めるようになります。

審美性が上ることで、笑顔に自信が持てるようになり、おしゃべりを楽しむことができるようになります。

健康な歯を維持し、歯肉の退縮を防ぐことにより、自然な容姿を維持します。

 

インプラントはこんな方にオススメ

・ブリッジにして健康な歯を削りたくない。

・奥歯が抜けたがブリッジができない。

・抜けている歯が多く、ブリッジでは支えきれない。

・入れ歯を外して清掃することがわずらわしい。

・入れ歯を入れるとうまく話せない。

・硬いものが噛めず、食事が楽しめない。

インプラント治療の
メリット

ほかの歯に支えてもらう必要がないため、周囲の歯を削ったり、力の負担をかけたりすることがない。

異物感などもなく、硬い物も噛むことができ、入れ歯などでの不満や問題が解決される。

発音が安定し、しゃべりやすくなる。

天然歯と区別がつかないほど美しく自然な歯並びとなる。

インプラント治療の
デメリット

少なくとも1回の手術が必要です。

ブリッジや入れ歯と比べると高額になります。

ある程度以上の骨が残っていない場合は、インプラントができないか、骨移植や増骨手術が必要となります。

インプラント治療が
向かない場合

妊娠中の方

全身疾患のある方

重篤な歯周病が改善されていない方

顎の骨の少ない方

糖尿病や高血圧がコントロールされていない方

チタンアレルギーの方

顎の骨の成長が終わっていない方

現在使用している
インプラント

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当クリニックはネオスインプラントを使用しています。

このインプラントは、歯科用インプラント生誕の地スウェーデン・イェーテボリで開発・製造されています。

イェーテボリ大学には故ブローネマルク教授の意思を継ぐブローネマルククリニックが現在もあり、そのクリニックで使用されているインプラントです。

また、ネオスインプラントの研究室もこの大学内にあります。そして、CTOのフレデリック イングマンはノーベルバイオケアーでブローネマルイクインプラントのMk Ⅱなどを製作していた人です。

ネオスインプラントは高い安全性と良好な臨床結果が多くの文献で報告されています。私も2019年にイェーテボリのブローネマルククリニック、ネオスインプラントの研究室、さらにはブローネマルクインプラントが製作されていた工場で、現在もネオスインプラントが製造されているのを見学しました。

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治療の流れ

FLOW FOR THE TREATMENT

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STEP1.
診査および治療計画
患者様の口腔内状況をCT、X線写真、口腔内模型などで記録し、これらをもとに診査、診断を行い、治療計画(使用するインプラントの種類や手術法の決定)を立てます。
その際、当クリニックでは治療リスクを抑えるため、シムプラントを採用しています。
シムプラントとは
シムプラント(SimPlant)とはCTによる術前シミュレーションソフトで、CT像を3Dに加工し、その3D上で埋入するインプラントのシミュレーションを行います。すなわち、 リアルな3D画像で顎の骨の状態を見ながら、顎の骨量、歯根の正確な位置、神経の位置を確認し、適切なインプラント治療を計画します。
また、検査データより情報を把握し、患者さんごとに作成されたサージカルガイドを使用することで、治療計画どおりの位置にインプラントを埋入することが可能となります。手術時間の効率化や患者さんの体の負担にも配慮しています。
当クリニックでは、CT撮影を当クリニック斜向いにある日立港病院の放射線科に依頼し、撮影を行っています。医科用CTは歯科用CTではわからないCT値(骨質)が判る特長があります。
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STEP2.
手術
1次手術(インプラントの埋入)
局所麻酔を行い、歯肉を切開し、チタン製のインプラントを埋入します。手術後、数日間はわずかな腫れが残りますが、痛みはほとんどありません。
1次手術終了後、3カ月から6カ月程度の免荷期間(インプラントへの過度な荷重を避ける期間)をおきます。現在、当クリニックでは、手術後問題がなければ下顎3カ月、上顎4カ月の免荷期間を置いています。免荷期間中、必要に応じて仮歯を製作します。
2次手術(必要に応じて)
現在、基本的には1次手術後、ヒーリングアバットメントを装着し、2次手術を行わない傾向にあります。
しかし、今まで使用してきた入れ歯が粘膜負担義歯の場合には、不必要な荷重がインプラントにかかることを防ぐために、2回法(2次手術)を行っています。また、その後2~4週間の期間をおいて歯肉の治癒を待ちます。
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STEP3.
人工歯の製作および装着
必要に応じて、アバットメントを装着し、上部構造(人工歯)製作のための型を取り、これをもとに上部構造(人工歯)の製作を行います。通常、1~2カ月かかります。
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STEP4.
治療終了後のメインテナンス
治療後は、その患者さんの症状に合わせて、毎月~6カ月間隔で定期的にメインテナンスに来ていただきます。

インプラントQ&A

IMPLANT FAQ

A.

1本だけ歯を失った場合、複数の歯を失った場合、まったく歯が残っていない場合、いずれもインプラント治療は可能です。ただし、妊娠中の方、全身疾患のある方、重篤な歯周病の方、顎の骨量が少ない方、骨粗しょう症、糖尿病や高血圧がコントロールされていない方などは、インプラント治療を制限されることがあります。

A.

当クリニックで使用しているネオスインプラントは、純チタンから作られています。純チタンは生体に対する親和性が高く、金属アレルギーになりにくい素材です。

A.

インプラントを埋め込む本数や人工歯(上部構造)の製作にかかる費用など、症例により異なります。またインプラント治療は健康保険の適用となりません。当クリニックでは、事前に明確にご説明し、患者さんに納得いただいた上で治療を行いますので、ご相談ください。

A.

その方の健康状態や口腔ケアの状態によりますので、いちがいに何年と言うことはできません。衛生状態が良く、定期的にメインテナンスを受けられている患者さんのインプラントは、長期にわたって機能することが期待できます。逆に、お手入れをきちんとされなかった場合は、インプラントの寿命が短くなることが考えられます。

A.

入院の必要はありません。局所麻酔で行い、手術終了後は車の運転もできます。痛みや腫れも抜歯と同等か、もっと軽い程度です。

インプラント手術後の
注意事項

CAUTION AFTER SURGERY

● 埋め込んだインプラントに食べ物や義歯によって力が加わることは避けなければなりません。上下で噛み合う歯が残っている場合は、傷口に食べ物が入らないように注意しながら食べてください。総入れ歯の方が手術した場合は、流動食に近いものを食べてください。
例:おかゆ、ヨーグルト、豆腐、野菜ジュース、柔らかく煮たうどん、煮魚など
手術後、約2週間は義歯を使用できません。2週間後に義歯を調整して使っていただきます。

● 手術後1週間は、アルコールを控えてください。出血しやすく治癒が遅れることがありますので、タバコもできるだけ控えましょう。喫煙者のインプラントは予後が悪いと言われています。できればこの機会に禁煙しましょう。

● 手術当日は、ジョギング、水泳などの激しい運動は控えてください。入浴はシャワー程度にしてください。また、サウナは1週間控えてください。

● 手術当夜に腫れが出るようでしたら、お口周囲の皮膚を、冷水を含んだタオルで冷やしてください。保冷剤や氷では冷やしすぎとなり、組織の毛細血管が収縮して内服した薬の薬効が届きにくくなりますので注意してください。

● 唾液が少し赤くなるくらいの出血は普通ですので心配いりません。傷口から絶えず出血するようでしたら、出血している部位を確認してその部位にガーゼをあて、30分程度噛んでください。また個人差がありますが、手術を受けられた部位に近い皮膚に皮下出血がみられることもあります。徐々に黄色くなり、10日~2週間以内には消失します。

● 手術後3~4日は、食事後に歯磨きできるところを磨き、お渡しした生理食塩水でうがいをしてください。殺菌効果のあるイソジンなどは創面の治癒を遅らせますので使用しないでください。

● お渡しした薬は決められた時間どおりに服用してください。

● インプラント手術を受けられた部位に関する疑問、あるいは不快な症状がありましたら、遠慮なくお問い合わせください。